仕事に出ている時に震災が起きたら? 非難している時にはぐれてしまったら? ペットと一緒に暮らす人にとって最も怖いことは、震災や迷子で離れ離れになった時に再会する術がないことです。 特に、震災が起これば、街に貼り紙をしてペットを探すということも難しくなります。 そんな時に力になってくれるのが、マイクロチップの存在です。 マイクロチップという選択肢 人間と言葉を話してコミュニケーションの取れないペットにとって、身分証明書を身に着けていることは、誰かに助けてもらって飼い主の元に戻る、唯一の手段になります。 迷子札を付けておくという方法もありますが、迷子札は名前や連絡先が消えてしまうこともあれば、札が外れてしまうことも多く、震災時には特に効果が期待できません。 一方、マイクロチップの身分証明書であれば、首の後ろの部分に予防注射と同じ要領で、カプセル状のマイクロチップを埋め込むため、紛失する心配がありません。 15桁の番号を読み取ると、飼い主の住所や連絡先といった情報が分かるようになっています。 マイクロチップの情報を読み取るリーダーは、全国の保健所や動物病院、動物愛護センターに配備されていますので、震災などで県を超えて離れ離れになっても再会できる可能性はうんと高くなるのです。 マイクロチップの取り付け費用 マイクロチップの装着はペットの種類や病院によって異なりますが、登録料も込で数千円から1万円です。震災の影響を受けて助成金の出る地域も増えていますので、一度、住まいの市町村にて確認してみましょう。 マイクロチップの寿命は30年と言われています。ペットの住民票として装着してみるのは大変お勧めです。 マイクロチップのリスクを考慮した上で装着しよう マイクロチップは一度装着してしまえば、交換する必要はなく、取り付け方法も予防注射と変わらないため、装着による負担やストレスを心配する必要はありません。 特に、万が一ペットが野良猫、野良犬として保護されても、処分されてしまう不幸も避けられますので、その効果は計り知れません。 しかし、予防接種と同様に、マイクロチップもリスクが全くないというわけではありません。マイクロチップが損傷してしまったり、埋め込みに失敗して別の場所に移動して破損してしまうこともあります。 マイクロチップの装着を考えている方は、こうしたリスクを考慮した上で、取り付けを判断していきましょう。 いざという時にも安心。 皆で助け合えるペットシェアハウス情報も要チェック!